武蔵國住加藤兼國作 平成十一年二月吉日 (東京)
本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ淡く沸映り立つ。刃紋は互の目丁字乱れ、尖り心の刃交じる。匂い口フックラと沸、小沸よくつく。湯走り、飛び焼かかり、足、葉盛んに働く。金筋、砂流し頻りにかかり、匂い口明るく冴える。本名は加藤清志。父加藤真平の門。真国、祐国の弟。身巾広く豪壮。黒呂塗鞘打刀拵入り。(1420g)
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本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ淡く沸映り立つ。刃紋は互の目丁字乱れ、尖り心の刃交じる。匂い口フックラと沸、小沸よくつく。湯走り、飛び焼かかり、足、葉盛んに働く。金筋、砂流し頻りにかかり、匂い口明るく冴える。本名は加藤清志。父加藤真平の門。真国、祐国の弟。身巾広く豪壮。黒呂塗鞘打刀拵入り。(1420g)