源良近作(東京)

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌よく詰み、地沸微塵につく。細かな地景顕われ、淡く沸映り立つ。刃紋は湾れに互の目、尖り心の刃交じる。匂い口ややフックラと小沸つく。匂い足入り、僅かに葉働く。金筋、砂流しかかり明るく冴える。表裏に棒樋の彫刻。黒呂塗鞘打刀拵入り。(保存刀剣)(845g)