伯耆守平朝臣正幸 文化十一年戌八月八十二歳造(薩摩)(西海道)
本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ淡く沸映り立つ。刃紋は湾れに互の目、尖りごころの刃交じる。匂い深くよく沸づく。湯走りかかり沸足、葉働く。金筋、砂流し頻りにかかり匂い口明るく冴える。本名は伊知地次右衛門。仲蔵。平覚。二代薩州正良の子。三代目正良を襲名しのち伯耆守を受領し正幸と改める。奥元平とならび薩摩新々刀の双璧です。朱塗鞘肥後脇差拵付き。(特別保存刀剣)
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本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ淡く沸映り立つ。刃紋は湾れに互の目、尖りごころの刃交じる。匂い深くよく沸づく。湯走りかかり沸足、葉働く。金筋、砂流し頻りにかかり匂い口明るく冴える。本名は伊知地次右衛門。仲蔵。平覚。二代薩州正良の子。三代目正良を襲名しのち伯耆守を受領し正幸と改める。奥元平とならび薩摩新々刀の双璧です。朱塗鞘肥後脇差拵付き。(特別保存刀剣)